「練習は嘘をつかない」の実例

  • 今日のN響アワーのゲスト、トランペット奏者の津堅直弘さんのお話。コンサートで難しい曲(マーラー交響曲第3番)でソロをやることになったときのこと。総譜を買って手書きでパート譜を作成し、「200回練習」を実施したとのこと。
  • 「正」の字を書いて数えていき、200回はうまくできたときのみで間違ったときはカウントされていない。1日に2−3回しか吹けないので、3ヶ月かかった。達成したとき、「打倒!」という文字を便箋の真ん中に大きく書き、それをお守り代わりに燕尾服の内ポケットにしのばせて舞台にたった。その後、難しい曲に出会ったときにはこの「200回練習」を自らに課している、と。
  • 良い演奏をするには自分を信じるしかない。自分を信じるには練習するしかない。良いお話をきかせていただきました。