バンクーバーマラソン/5時間30分23秒(ネット)

  • 5月1日(日)、バンクーバーラソン、無事完走。5時間30分23秒(ネット)。パーソナルべスト更新。
  • 天候晴れ。最高気温15℃、最低気温6℃。最近10年で最高のコンディション、ここ10日間で最高の天気という、この上ない絶好の条件に恵まれた。
  • 5時間を目標に、7:30スタート。1つのレースの中で街中、中華街、住宅街、公園、ビーチ沿いと景色がどんどん変わるので、まったく飽きなかった。せっかくの機会なので、デジカメを持って風景を撮りながら走った。
  • ただ、コースは甘くない。前半から小刻みなアップダウンがあり、20km地点からの公園内はその起伏が少し大きくなり、28km地点と38km地点で渡る橋で上りのピークを迎える。
  • 後半に備えて前半は抑え気味で、というアドバイスをもらってはいたけれど、スタンレーパークに入った20kmの地点では脚がかなり疲れていた。とにかく完走を、と目標を切り替え、ここから後は上りを歩いて平地はできるだけ走ることに。
  • バラードブリッジを渡った後は、周りは歩いている人が多かった。その中、ゆっくりでも走り続けていると沿道からとても大きな声援をもらえて、それが嬉しくて楽しくて、ずっと手を振り、ハイタッチしながら走ってた。
  • 32kmの看板が見えた時、「あと10kmで終わっちゃうのか」ととてもさみしい気持ちになって、涙を浮かべながら走ってた。太腿の筋肉痛が少しずつ強くなっていたけれど、これさえ持ってくれれば、いつまでもどこまでも走り続けてたかった。こんな気持ちになったのは初めてだった。
  • 沿道からの声援はとても温かかった。音楽の演奏があったり、チアリーダーがいたり。声援は「Keep going!」「You look marvelous!」「You are doing great!」など、ランナーへのリスペクトを感じさせるものが多くて、それも嬉しく心地よかった。

     


  • 走り出したきっかけ、今のチームに入ったこと、今回の企画に当選したことなど、この街を、このレースを走れる機会に恵まれた様々な縁のありがたさを感じながら走った。本当に嬉しくて、楽しくて、幸せな42.195kmだった。
  • そして、今回のイベントに参加したことで、またさらにジョグ仲間が増えた。ランの世界が広がったのも嬉しい。
  • フィニッシュラインを越えて首にかけてもらった完走メダル、一生の宝物になる。
  • 今回の様子、ベースボールマガジン社の『ランニングクリール』という雑誌の7月号(5月21日発売)に「バンクーバーラソン特集」として掲載される予定。座談会もやった。よかったら見てください。