理想の音

  • 午後から、友人がエキストラで参加しているオーケストラのコンサートへ。お目当てはブラームスのバイオリン協奏曲。ソリストはプロの方で、素敵な演奏だった。
  • それ以上に目というか耳を惹かれたのがフルートの音だった。芯が太く、どっしりしているのに柔らかくて、響いているのに決してうるさくない。演奏会が始まる前、舞台袖で音出しされているのが漏れ聞こえてきたときから「この音好きだなあ、良い音だなあ」と聴きほれてしまった。
  • プログラムの最後のメンデルスゾーン交響曲5番では、そのフルートの方のソロがかなり長くあり、とてもいい感じで音が響いていてうっとりしてしまった。本当にアマチュアの方ですか?という感じ。
  • すべての演目が終わった後、指揮者がもらった花束をそのフルートの方にそのまま手渡していた。一緒に行っていたダンナ曰く、「あれだけ吹ける人がいるんなら、この曲をやりたくなる指揮者の気持ちがわかるなあ。」と。
  • こんな音が出せるようになりたい、と思ってる音がそのまま現れたような音だった。