採点に対する疑問

キムヨナの演技は完璧だった。くやしいけど。でも、あの点数はあり得ないでしょう。150点って、単純に見ても、4回転を決めてスケーティングがきれいと言われている小塚クンと同じ!?とか思ったので、ちょっと調べてみた。

男子と女子では点数の計算の方法が少し違う。技術点は同じだけど、PCS(芸術点)は男子は×2、女子は×1.6。 その結果…


→168.00 キムヨナ
 167.37 エヴァン・ライサチェク
 165.51 エフゲニー・プルシェンコ
 162.09 ステファン・ランビエール
 160.30 パトリック・チャン
 156.98 高橋大輔
→148.48 浅田真央


男子は女子より演技時間が長くて要素が多いから、3回転ジャンプ1つ分、仮に6点としてプラスして考えてみる。


真央ちゃんのバーチャルは148.48+6.00=154.48で、高橋大輔選手の少し下くらい。高橋大輔は真央ちゃんとまったく同じトリプルアクセル―ダブルトゥループがあって、4回転こそ失敗してるけど、3回転-3回転は成功してる。だから、真央ちゃんがこの位置にくるのは納得できる。


キムヨナは、168.00+6.00で、174.00。金メダルのライザチェクのずーっと上になる。男子の世界最高得点は、確か、2008年四大陸選手権高橋大輔がマークした175.84。このときは確か4回転を2回成功させたし、確認してないけどトリプルアクセルも入っていたはず。3回転半も4回転もなしで、男子の世界最高に迫る点数って、あり得ないと思う。


ISUにはなぜこういう評価になったのか、しっかりと説明してほしい。キムヨナ、金メダルを取ったらプロに転向と言われてたけど、すでにソチまで現役続行という話もチラホラ出てきている。だったらなおさら。マスコミも、いつまでもバカの一つ覚えみたいに「キムヨナの『表現力』とばかり言ってないで、なぜこうした差がついたのか、ぜひ「科学的」に検証してほしいと、切に思う。