充実の富山合宿

  • ウチのダンナは東北出身なのだけど、私の実家に何度か行ってるうちに富山がすっかり気に入ってしまった様子。吹奏楽仲間に「富山、いいよー」触れ回ってるうちに、「ぜひ行きたいですっ!」という声があがり、調整の結果、9月13−15日の3連休に金管5重奏のメンバーを中心に合宿することに決定。 参加者は5人と+サックスのマイちゃんとそのご主人+私の8人。男性・女性4人ずつで、ちょうどいいカンパニーになった。
  • 大きな楽器もあるため、移動は車。普段は5−6時間でいける道のりだから朝8時に都内を出発すれば3時ごろにはつけるだろう、なんてたかをくくってたら、甘かった。まず、マイちゃんたちがレンタカーを借りる手続きで行列があり、1時間近くロス。私たちは7時半に家を出て都内で2人をピックアップしたのだけど、練馬から関越道に乗れた時点で、すでに10時を過ぎていた。群馬に入ってからは順調に進めたが、予定より3時間近く遅くなってしまった。恐るべし、渋滞。
  • 実家に着いたのは17時15分。大急ぎで荷物を降ろし、17時30分には徒歩で駅へ向かってローカル線に乗車。メンバーに「鉄」がいて、思いのほかよろこんでくれた。予約しておいたお店で海の幸を堪能。お座敷の下手半分で、私はプチ同窓会で同級生と約20年ぶりの再会。おしゃべりに花が咲いた。
  • 2日目の午前中、金管5重奏は楽器の練習。私も少しだけ基礎練習をして、その後は夜に備えて買い物へ。お昼に回転寿司を楽しみ、午後からは称名滝へドライブ。マイナスイオンをたっぷりあびて、帰宅。夜は私の家族も合流してバーベキュー。その後、汗を流しに温泉へ。
  • 3日目の午前中は楽器練習&両親を観客にしたミニコンサート。渋滞を見越して11時過ぎに出発したのだけど、やっぱりはまってしまい、東京の自宅に着いたのは夜10時。終わってみれば、ものすごく慌しい3日間だった。慌しかったけど楽しかった。楽しかったけど疲れた・・・・・・
  • ダンナに「何が楽しかった?」と聞いたら、「みんなが楽しそうにしてるのを見てるのがうれしかった」と。一人を除いてみんな富山初上陸だったので、これで富山の印象がよくなってくれたらうれしい。
  • 今の金管5重奏のメンバーは、去年の今頃結成され、今年一人だけ入れ替わった。去年のアンサンブル発表会で演奏したのがエヴァルド作曲「金管5重奏のための交響曲より第3楽章」で、この曲がテーマ曲のようになってきている。最終日、素人の私にも完成度が一段と高くなり、とても音がよくなじんできているのが感じ取れた。ダンナ曰く、「良い音楽やろうと思ったら、公私なくなるくらいの関係を築かなきゃダメなんだよ」と。確かにこの合宿のメンバーの意外な一面が垣間見れたり、お互いの距離感は一層近くなっている。その効果は確実に音にも現れているように思える。
  • 私にとっては、久しぶりの再会が良い刺激になった。同級生たちは、マラソン、書道、卓球、手話などなど、それぞれ話す顔が生き生きしていた。思わぬつながりを知ったり、話しててとても楽しかった。翌日、子供のときから知っている方がお墓参りにいらっしゃったのに、タイミングよく顔を合わせることができた。その方、ご主人のお父さんが弁理士で跡継ぎにと見込まれ、子供3人を育てながら、40歳を過ぎて今年、司法試験に合格されたとのこと。私の悩みなんて、結局は言い訳でしかないんだなー、と思った。それだけでも、意義深い再会だった。
  • 東京から私たちが押しかけていることを知り、知り合いの方々がそれぞれとれたての枝豆やつきたての新米を届けてくださった。その気持ちがとてもありがたく、うれしかった。やっぱり富山は私のエネルギーの源だ。