やっぱり困ったちゃん

  • 塾の困ったちゃん。一時は成長の兆しが見られたが、最近は慣れなのか甘えなのかその両方なのか、手に負えなくなってきた。
  • 「やりたくない」だの「あっち行け!」だの好き放題の振る舞いは日常茶飯事。「気に入らない」と消しゴム投げられたときに怒鳴りつけたら「あの先生、もうイヤ」とか室長にグズグズ言うだけでは足りなかったのか、木目のパーティションに、私のこと名指しで「バカ、死ね」と落書き。
  • 昨日はいつもの数学ではなくて「国語をやりたい」だけど「漢字はイヤ」とのこと。中学生の読解はできないことはわかっていたので、小学校4年生向きの物語文と問題をそっとコピー(わかると「何で中学生なのに小学生のやらなきゃいけないの!?とキレる)して渡したが、さっぱりわからないとのこと。
  • 読み聞かせをしながら、「この言葉の意味わかる?」と聞くが、わからないとブーたれる。「わからないなら調べてみようね」と小学生用の国語辞典を渡すと「イヤ」とフリーズ。しばらく放ってもう1人の生徒にかかっていたら、今度は「呼んだのにすぐ来てくれない」とご立腹。
  • 「調べた言葉、辞書になんて書いてあった?」「……風邪ひいててノドが痛いから声が出ないの(その言葉ははっきり聞こえる)」「話せないのなら、調べてわかったことを書き出してごらん」と紙を渡すと「イヤ。邪魔。いらない。」と紙を払いのけ、辞書を落とす。
  • 結局、彼女はわかること、できることをひたすらやるのは楽しくて好きだけど、苦手なこと、それから思考が必要なことをやらせようとする私がけむたくてしょうがないらしい。せっかく塾に来ているんだから、と、少しでも成長や達成感を感じてもらいたいと思って私なりに一所懸命やってきたんだけど、彼女には通じないのかなあ。いっそのこと開き直ってスルーできれば楽なのに。いい加減、私が切れそう。