電話の応対

  • 小学校5・6年生時の担任の先生が亡くなった、という報せを聞いた。長い人は3年間担任してもらったし、地元だし、卒業生一同で何かしたほうがいいんじゃないかな、と思い、同級会の通帳を管理しているH君に相談してみようと、ご自宅に電話してみた。
  • 10時を過ぎていたので、「夜分恐れ入ります。わたくし、たぁと申しまして、Hさんの中学生の同級生なのですが」と取り次いでもらおうとしたところ、出てきた女性がこちらの言うことをマトモに聞かずに「今、忙しいんでダメなんです」「とにかくダメなんです」と何度も繰り返す。「すみません、でしたらご伝言をお願いできますでしょうか。実は小学校のときの担任の先生が亡くなって・・・」と続けたところ、突然、奥で大きな声で人を呼ぶ声。「ねぇねぇ、なんか、変な電話。忙しくってダメって言っているのに、ずっと変なこと言って切らないの……」
  • 代わったHクンの奥さんは事情を理解した上で、Hクンの携帯の電話番号を教えてくれたから、一応、用件はすますことができた。
  • 最初に出たのは誰かわからないけど、あの応対はないだろう。勧誘とかいろいろ変な電話がかかってくることが多くて警戒心を持っているのは理解できる。用件を理解できなかったのも、まあ、仕方なしとしよう。でも、電話の相手以外の人と話をする時は、受話器を手でおさえてからにしましょうね。
  • 携帯電話が普及して、家の電話で用件を受けて伝えるという機会が減って、こういう基本的なマナーを知らない人が増えているのかなあ。電話の向こうの会話がまるまる聞こえるのは、あまり感じが良いものではない。