身近なお手本

  • 先日、前の会社の人から、「ついに上司が夏休みです。一緒にランチでもいかがですか?」というメールをもらった。彼女は社内通訳で、オーケストラのフルート奏者。部署は違ったけれど、顔を合わせれば立ち話をする、数少ない親しくできる人だった。私がアルバイトに行っている間はなかなか都合が合わないままだったのを、わざわざこうして声をかけてくれた。
  • 会社の近くの、料亭っぽいお店で少しゆったりめに、一緒にお食事しながらいろいろお話。彼女がどういう経緯で通訳になったのか、どこでどんな勉強をしたのか、オーケストラでの練習風景など、興味深い話を聞くことができた。私も聞かれるままに翻訳の通信講座のことやフルートの上達(?)の状況を話し、楽しくおしゃべり。
  • 会社勤めができなくなったとき、英語でプロを目指してみようと思ったのは、彼女の存在がとても大きかった。帰国子女ではなく学校に通ってプロレベルの英語力を身に着けた彼女の見事な仕事ぶりを間近で見て感嘆し、憧れを抱き、そして目標にしたいと感じた。
  • 英語でもフルートにおいても、素敵なお手本。前の会社ではほとんど良い思いがないけれど、彼女と出会えたことで十分元がとれた気がする。