「リハビリ出勤」の捉え方

  • 月1回の産業医の先生との面談。昨日主治医の先生からもらった意見書を渡したところ、「現時点ではまだ復帰はムリですが、2月頃になれば何とか…」と、どちらかというと消極的なニュアンスで書かれているとか。
  • 産業医の先生曰く、「主治医の先生が設定したハードルを低くするのが私の役割なんですよ。主治医の先生が『8くらいできますよ』と判断されたものを『では、6くらいから始めましょう』と会社に進言することはできるけど、逆はできないので、現時点で私が復職にOKを出すことはできないんですよ。主治医の先生は慎重に思われているでしょうから、もう少し時間がかかっても、普段の様子がわかってる主治医の先生が『この業務範囲なら大丈夫』と前向きに判断された時点でもう一度意見書をもらってきてもらえますか?」
  • 復職が延びたとしても、半月、一月の単位で考えられるところまできているはず。だったら、もう大丈夫、という姿を主治医の先生に見せて安心してもらってからでいい。特に「2月から」にこだわってるわけでもないし。
  • 産業医の先生によると、「リハビリ出勤」については医療者側と会社側に認識の違いがあるとか。慎重に、段階的な復帰を勧め「治療」と捉えている先生方と、「労働」と捉えざるをえない会社側。例えば、通勤や職場の環境に慣れるためにと無給で会社の業務をおこなった場合、たとえそれが本人の希望であっても労働基準法に違反し、場合によっては傷病手当の詐欺にも問われかねないとか。また、通勤時に万が一のことがあった場合の労災の問題もある。一筋縄では解けない、かなり難解な課題らしい。
  • 「ただ、たぁさんの会社は規模や新しさからしてもかなり柔軟に対応しようという姿勢がありますから、あまり心配することはないと思いますけどね」と、心強いお言葉。
  • 産業医の先生は、他の部署の人とも面談し、忙しすぎて疲れている人が多い、とも言われていた。「会社としてはまだ小学生なのに、社員がみんな中学生向けの問題を解かされているような、そんな印象だね。大変そうだよね。だから、その状況は改善しないといけないですよ、っていう意見書は出しておいたんだけどね。」私個人の問題ではなく、会社として取り組む課題として取り組んでもらえていたら、うれしい。多分、それをやろうとしている、そしてできる会社だと信じている。だから、焦りも何もない。