ウルトラの世界

  • 25日の日曜日、「チャレンジ富士五湖」というウルトラマラソンの応援隊として出動してきた。チャレンジの112km、スタンダードの100km、ビギナーの72kmの3コースがあって、ウチのランニングクラブからは100kmに9人、72kmに1人が参加。112キロの部は富士五湖すべて(山中湖、河口湖、西湖、精進湖本栖湖)、100kmで4湖、72kmで3湖を巡ることになる。
  • ウルトラマラソンなんて、全然人種の違う人たちがやるものだと思ってた。参加者は合計1500人以上。しかも身近な人たちがホントに走るなんて、目の当たりにするまで信じられない思いだった。
  • ランナーの皆さんは前日から現地入りして、一泊。応援隊は夜12時30分に出発して現地に向かった。私は木曜日から出張してて、土曜日の夕方に帰ってきて仮眠するつもりだったのがほとんど眠れず、ほぼ徹夜のままで出発。
  • 112kmのスタートは朝4時半でまだ暗いうち。30分後の午前5時100kmがスタート。72kmは午前8時。応援隊は100kmの、猫ひろしによるスタートを見届けた後、河口湖の応援ポイントへ向かい、全員を見届けた後、山中湖を通り抜けて西湖へ移動し、そこのエイドで声援を送った。
  • 当日はこの上ない快晴。コースをドライブしていると、どこも絵葉書やポスターになりそうな絶景ポイント。景色を楽しんだだけでも来た甲斐があったと思ったけど、応援も一応頑張った(笑)。


  • 応援隊の隊長はウルトラマラソンの世界にかなり詳しく、知り合いがたくさんいる人。その人と一緒の特典で、24時間走・48時間走の現在の女子の世界記録保持者の方とツーショットの写真を撮らせてもらったり、日本代表の方を紹介してもらって「触っとくといいことあるよ」と言われて「5月の初フル完走できますように」と拝ませてもらったり。クイズ紳助くんの企画で芸人さんが112kmに挑戦しててその撮影を目の前でしてるのを見られたし、ワイナイナ選手をクルマで追い越し際に声援を送ったら返事を返してくれたし。良い思い出がたくさんできた。ワイナイナ選手のフォーム、しばらく横から見たけどきれいだった〜。
  • ちなみに24時間走の世界記録とは254kmとか。一晩でフルマラソン6回分。信じられない。ちなみに私の走行距離は1ヶ月で150km前後。あのスリムな身体のどこにそんなスタミナがあるんだろう?どうすれば身につけられるんだろう?
  • 通常のフルマラソンと比べるとランナーの密度が低いので、1人1人に声がけやすくて、その分返事を返してくれる方が多くて、応援のしがいがあった。リラックマと仮した応援仲間のこけちゃんは人気者で、「一緒にぜひ♪」と写真を撮っていくランナーさんが大発生。私はというとオジさんから投げキッスもらったり、「愛とパワーをください」と言われてハグしてしばらく抱き合ってたり、かなり密度の濃いコミュニケーションを楽しめた。
  • ゴールは見てて感激したなあ。特に制限時間が近づくにつれて笑顔が大きくなり、涙が増えて、ガッツポーズが力強くなっていった。自分の足で走りきったからこその思いがこもってて、タイムや記録を超えた達成感に満ち溢れてて、いいなあ、うらやましいなあ、と。
  • 何人もの人に「来年はぜひたぁさんもぜひ」と言われて、お誘いはうれしくて、やってみたい気持ちはヤマヤマだけど、簡単にうなづけないのが正直なところ。走り始めて、速さを求めるのは無理でもゆっくり長く走り続けるなら私にもできるかも、なんて漠然とした憧れが生まれてきてたけど、何度もサブ4を達成している方々が「苦しい」「辛い」「甘く見てた」などなど皆さんそれぞれ口にされるのを聞くと、安易に挑戦してはいけないものなのだという思いもさらに強くなった。
  • 私が応援したのは100kmコースだと行き58km、帰り78kmの地点だったのだけど、「半分過ぎたよ」でフルの長さ、「あともう少し」でハーフの長さが残ってる。30kmも行かないうちに筋肉痛とか言ってるうちはダメですね。

それに、いくら「ゆっくり」とは言っても100kmで14時間という制限時間がある以上、スピードの問題は避けては通れない。エイドでの休憩とか後半のペースダウンを考えると、ある程度の走力は必然でしょう。

  • なので、参加する・しないはともかくとして、楽しみと挑戦の幅を広げるためにも、最低でも1キロを6分、できれば4時間以内でフルマラソンを走りきれる力は身につけたいなあ。
  • まずは、5月16日の初めてのフルマラソン、完走しなきゃ。その前に連休中に30km走、がんばろ。