これからも真央ちゃんを応援します

  • オリンピックを終え、インタビューで答えている真央ちゃんの表情は、まだ採点に関するわだかまりをぬぐいきれない自分が恥ずかしくなるくらいにスッキリと清々しく見える。
  • このオリンピックでの挑戦、そして結果の受け止め方を通して、益々真央ちゃんが好きになった。
  • 「記憶にも記録にも残る選手に」「キムヨナ選手の世界記録を早く塗り替えたい」という真央ちゃんのチャレンジ、これからもずっとずっと応援したい。


最近読んで、ウルウルした記事の記録。

  • 日刊スポーツ2010年2月28日 刈屋アナウンサーの中継後のコメント

インパクトは圧倒的に浅田選手のほうが勝っていました。もし、選手同士を比較する昔のルールだったら、浅田選手が金メダルだったと思います」
「(トリプルアクセルの成功は)歴史に残る快挙で、評価され、絶賛されてもいい」

  • 週間文春 2010年3月11日号 グラビアの写真の記事

他の人にもできることを一番うまくやるのではなく、誰にもできないことをやる。ジャンプだけでなく、ステップ、スパイラルなど他の要素も磨き、技術と芸術を高い次元で融合させる。それこそが浅田がバンクーバーで目指したフィギュアスケートだった。

今回の挫折で浅田真央はより強く、美しくなるだろう。四年後、彼女は完璧な演技で金色のメダルを手にしたとき、われわれは世界最高のフィギュアスケートを見ることができるはずだ。

  • J-CAST テレビウォッチ 2010年03月04日

http://news.livedoor.com/article/detail/4638360/

浅田真央は挑戦した 「金より立派」これだけの理由

日本人の7割(?)は見ただろうから映像批評はしない。敗因について述べる。キム・ヨナのコーチが以前から言っていたことにヒントがある。彼は要するに勝つための綿密な戦略を立て、その通りに成功したのである。競技をパーツに分け、パーツの難易度と加点の出安さを勘案して繋げていった。3回転3回転などごく僅かを除いて、失敗しにくい要素を並べた。冒険はゼロだからつまらない。
即ち、ピアノ国際コンクールにおける「勝ちに行く」方式である。課題曲以外は聴き栄えがする曲を並べる、弾き込んだ手の内の曲を並べる、冒険は一切しない。主張もしない。万人(つまり審査員)に反感をもたれないようにする。解釈が分かれる曲は選択しない。ひたすら無欠点主義でミスなきようにさらう。どのコンクールでも、どの競技会でも、採点は減点主義なので減点されないことが1番だ。
その代わり、演奏は無個性で面白くもおかしくもない。後々無欠点主義のコンクール覇者は芸術家として大成しない。かつてショパンコンクールで超個性的・挑戦的な青年が3次で落ちた。怒った審査員のマルタ・アルへリッチは、席を蹴立てて審査員を降りた。その青年は落選したことで有名になり、元々実力があったから、今や大演奏家である。その時の優勝者は消えてしまって名前も知らない。
浅田真央は挑戦したのだ。安全策もとらず、果敢に挑戦して、疲れて自爆した。無難な金より遥かに立派だった。泣くな、真央!