話が違う……

  • 同じ部署に派遣さんが新しく2人入ったと思ったら、2人お辞めになるということで、身辺が何かと慌しい、今日この頃。まあ、それ自体は人それぞれの事情があるからしょうがないことなのだけど、どうしても平穏に過ごせそうにない事態になってきた。
  • 先週入った派遣のKさん。私と同じく「翻訳」という募集広告に反応して応募されたとのこと。入って2−3日して、頼まれるのがデータ入力や経費清算ばかりでおかしいと思い、上司に尋ねてみたら、「英語に関する仕事はありません」と断言されてしまったとのこと。「へぇ?」って形で実際の応募広告のコピーを見せたら、「…確かにこれは(求めている業務と)違いますねぇ・・・」と言われて、返す言葉がなかった、という話をランチのときに聞いた。
  • 元々他の会社で2年間、派遣で翻訳をやっていたのが、業務量が減っきたので、翻訳の仕事をしたいがために派遣会社が変わって時給が下がるのも厭わず移ってきたのに……と、悔しさが抑えきれない様子。ホントに気の毒でしょうがない。
  • と同時に、派遣会社と上司への不信感が沸々とわいてきた。彼女が持っていた広告のコピーは、私が見たものだった。私が紹介されたときには担当分野のみが違ってまったく同じ業務内容のものが2つあり、私が一方を選び、その残りが彼女のもの。
  • ただ、私も入社して最初は翻訳とはまったく関係のない仕事に追われてて、不思議に思ったから派遣会社の営業に問い合わせたところ、上司に連絡が行って翻訳の仕事をもらえるようになった。でも、それはどうしても必要なものというよりは、「やれるんならやって」というニュアンスで、仕事の必然性のなさと自分の職場での存在意義を考え始めているところだった。
  • 要するに、

○上司=採用を決める人:キャパを超えた分を、業務の内容を問わず満遍なくカバーできる「なんでも屋さん」がほしい。それには英語もできたほうがいいかなあ・・・
○社員さん:本業の、ホントに大事な部分とやりたいことは自分でやるけど、面倒なこと、煩わしいことやってくれる「アシスタント」がほしい
○派遣スタッフ:「翻訳」で募集してたんだから、専門職として英語漬けの仕事がバリバリしたい
という三者三様の思惑が整理できないまま絡み合っているということなのだろう。私が社員さんから経費清算やらお茶汲みやら頼まれたのは、前任者がそういうこともやる人だったからで、私が翻訳専任という意識が社員さんに伝わっていないのだと思うと合点が行く。

  • 隣のグループの翻訳担当者(上司は同じ)も、今後は翻訳の仕事はあまりないので、グループアシスタント業務をやってほしいと告げられたので、6月に今の契約が切れた後は更新しないで辞めようかな、なんてこぼしてた。
  • 私の最初の契約も、6月末まで。でも、この状態では、更新をためらってしまう。かと言って、また新しいところ探すのもしんどいなあ。はああああ。どうしよう……