基礎練習は根気よく

  • 先週のレッスンで、先生から発表会の曲の練習と平行して、「タファネル・ゴーベール」をやってみることを勧められた。「タファネル・ゴーベル」はピアノでいう「ハノン」か「リトルピシュナ」にあたるものになるのかな。音階などの基礎練習がいろいろな調で効率よくできるようになっている。以前にも少しだけ試したことがあったけれど、頻出する臨時記号とめまぐるしい変調についていけなくて断念していた。
  • 先生に「とりあえずNo.1から、ゆっくりでいいからね」と言われて♪=60(四分音符だと30拍)の速さで始めてみたけれど、音符と指がこんがらがって、2時間かけてもA4見開き2ページの課題を終えることができなかった。
  • 今日のレッスンも、まずはタファネル・ゴーベルから。左ページはなんとか終えたけど、右ページに入ってからだんだん崩れだし、中音域に入った頃には指遣いが空中分解状態。それでも先生は「以前に比べるとすごく進歩しましたねー。よくできてますよ」と暖かいお言葉。で、曲に入ると「あー、音が変わりましたね。すごくよくなってる。やっぱり基礎練習って効果あるんだなー。」とのこと。自分でも今日はとても楽に気持ちよく音が出せていたと思う。
  • ただ、基礎練習に練習時間の大半を費やして曲はほとんどさらえていなかったので、曲は指遣いの間違えなどが増えてしまった。先生からは「指遣いでつまずいているところはほとんどが音階の速い動きのところなので、音階の練習をするといいですよ」とのこと。タファネル・ゴーベルのNo.1に加えてNo.4の、曲に出てくる調の部分を抜粋してやってみること、練習の最後の10分だけども曲を忘れないようにやっておくこと、というアドバイスをもらって、今日のレッスンは終了。
  • 回り道のようでも、基礎練習をしっかり根気よくやることが上達につながるんだねー、と、私より先生が納得してた。そういえば、いつぞやウチのダンナが「プロの人はプロだから何でもさらっと弾けるんじゃない。普段からロングトーンと音階とアルペジオをみっちりやって、どんな曲にも対応できるようにしているのがプロ。」と言っていた。基礎と応用、両輪を動かしていくのが上達の早道なのは、楽器練習も語学学習も同じですね。
  • さて、今週末はダンナの吹奏楽団の合宿練習に私も同行する予定。タファネル・ゴーベルに集中的に取り組んでみるつもり。No.1、ゆっくりでも間違いなくできるようになることが目標。