かわいいヤツら

  • 塾では夏期講習中。通常よりコマ数が増え、毎日出勤している。通常の担任の生徒に加え、初めて顔を合わせる子たちも多い。
  • 小6の女の子。国語の文章題を声を出して読んでたら、「先生、東京の人?」「ううん、違うよ。どうして?」と聞いたら、「『うちわ』って言葉の読み方が違ってたから。」よく聞いてるなあ。答え合わせに赤ペンを貸してほしいというので三色ボールペンを渡したら、「わー。このペン使いやすい。もらっていい?」一瞬戸惑ったけど「いいよ。お勉強に使ってね。」と言ったら、「ありがとう。じゃあ、そろばんで使っていい?」と可愛い笑顔。
  • 「自習させてくださーい」とやってきた高1の男子と女子は中学校の同級生。今から夏休みの宿題を始めるとのこと。奥の部屋の大きなテーブルを占領して一緒にお勉強。2人の間で取り決めがあったらしく、女の子が男の子の英語の宿題をやっている。この女の子は私の生徒さんなので、「人の分までやっちゃったら、すっごく頭に入るねー」と声をかけたら、「まかしといてください」と頼もしい返事。授業している間もあーじゃこーじゃと楽しい会話が聞こえてきてた。
  • 中3の男の子。初対面だったけど、おしゃべり好きらしく、夏休みの体験などいろんなことを話してくれる。家族の中に中国出身の方がいらっしゃるから中国語が話せるとのこと。私が知っている唯一のフレーズ「お金がないからお金をください」を言ったら、「何でそんなの知ってるのー?」とすごく受けてくれた。英文を声を出して読んだところ、「なんでそんなに発音きれいなの?」って、うれしいこと言ってくれるね。
  • 「困ったちゃん」は今週毎日やってきて、数学の宿題に取り組んでいる。今まで小学生の計算問題を中心にやっていたので難しすぎて投げ出すのではないかと心配していたが、プラスマイナスの混じった計算は数直線を描き、指折りながら計算して、文字式や一次方程式に果敢に挑戦している。今日は「分配の法則」をクリアー。ボソっとつぶやいていたのが「こうすればいいのかー。中学に入ってはじめてわかったよ。」
  • どれもこれも、とても微笑ましいエピソード。みんな、ホントにピュアだなー。おかげで疲れも吹き飛ぶよ。