初めての観客

  • 久しぶりにカラオケボックスへ行って、まとまった時間をとってフルートの練習。最初のうちはなかなか思うように高い音が出なくてもどかしい思いをしたけれど、半音の音階練習をしているうちに出るようになり、そのうちに気持ちが乗ってきて、自分なりに気持ちよ〜く吹けるようになってきた。
  • 予定の時間を延長し、一度は練習を終えたけど今日はそれだけでは飽き足らず、今度は広い空間で音を出してみたくなった。で、思いついたのは近所の公園。ここならいつも遊んでいる子供の声が響いているし、すぐ隣は高校で絶えず物音がしているところなので、苦情が来ることもないだろうと。ベンチの上に譜面台をたてて音階の練習を中心に、いつも以上に思い切り吹いてみた。
  • しばらくすると、斜め後ろくらいに数人の子供たちの気配。小学校中学年くらいの女の子と、それより小さい男の子たち。少ししてちょっと休憩してたら、男の子の1人が照れくさそうにやってきて「上手ですね」と一言。思わず「ありがとう、でも、始めたばかりだからまだまだなのよ」と返事をした。

どうやら関心を持ったのは女の子の方だけど、自分で声をかけるのは恥ずかしくて、男の子に言うように仕向けた、という感じ。とても微笑ましい気分にさせてくれた「事件」だった。

  • 響かない場所で音を出すのは良い練習になる。気候も暑すぎず過ごしよくなってきたし、休日の昼間はその公園を練習場所にしてみようか。もうしばらくの間は蚊がたくさんいるのが難点だけど。