外へ行こう

  • クリニックの診察日。復帰について、先生に切り出して見た。

「彼も帰りが遅いことが多いし、1人で家にいるのも飽きてきちゃったので、そろそろ会社に行きたいと思ってるんですけど」
「う〜ん…でも、最近は調子が良いといっても、まだこの1・2週間のことでしょう?まだ波がおさまったわけではないですしねぇ… 会社に行きたくなったって言っても、動機そのものは本当に仕事する意欲がわいてきたってわけではないでしょう?」
「ただ、先生から何かしらOKっていう意見書を頂けないと、産業医の先生も動きようがないので……例えば勤務時間短縮の期間を長めにとって様子を見ながらならいい、とか、何か頂けませんか?」
「じゃあ、あくまでもリハビリの範囲内で、周りの空気に慣れるところから、ということにしておきましょうか。意見書は来週までに書いておきますから。」
「○○じゃないとダメっ、ていう否定的なニュアンスじゃなくて、こういう感じなら大丈夫っていう肯定的な内容でお願いします」

半ばムリヤリ先生からOKの返事をもらってしまった。

  • 今後は主治医の意見書をもらう → 産業医の先生に送る → 産業医の先生が会社へ指導書とアドバイス → 具体的な復帰プラン作成 → 打ち合わせ

というプロセスになる。この間、おそらく数週間はかかるだろう。

  • 主治医の先生は、リハビリ出勤を認めると言って先生からのアドバイスももらっておきながらまったく聞き入れようとしなかった 前の会社とのいざこざの経緯が頭にあって心配してくださっているのだろう。あのときとは違って、今回は産業医の先生もいらっしゃるし、会社も最大限の配慮を示してくれているし、不安度は10分の1にも満たないくらい。自分のスタミナだけを気にすればいいから、すごく気が楽。むしろ、実際に復帰プランの進行が目に見えたほうが主治医の先生にも安心していただけるかも。
  • あと、家事と仕事の両立も先生の心配材料のひとつらしい。でも、今の私には、会社に行って人の中で時間を過ごすことの方が自分らしさを取り戻すためには良い「治療」になるような気がする。始めのうちは疲れが出やすいかもしれないけど。彼とも話し合ったのだけど、いざとなれば家事代行サービスをお願いする、という手もある。 多少お金はかかるけれど、私にとってはウチにずっといるよりも外へ出ていた方が良い、と、彼の意見。
  • 人に会いたくなってきた。おしゃべりが恋しくなってきた。外で活発に動けてこそ、本来の私。