日常生活未満の生活

  • 昨夜は微熱も汗もなく、朝までぐっすり眠れた。下痢の様子も落ち着いてきたみたい。咳やくしゃみがあると、さすがに傷口に響いて辛い。
  • でも座って動いていない時はお腹の違和感はあまり感じない。むしろ、入院初日に採血した後の内出血がかなり広い範囲で色が変わってて、肘を曲げ伸ばしすると皮膚がつっぱったような感じになって軽い痛みを感じる。この方が気になる。
  • お昼頃、ダンナが仕事に出かけた。時間はあってもジョグもフルートもできなくて手持ち無沙汰になりがちだし、動かないとお腹もすかない。欲しいものもあったので、ちょっと思い切ってお隣りの駅のそばにあるショッピングセンターへ行ってみることにした。ここならそれほど混んでもいないだろうし。
  • 「欲しいもの」というのはネグリジェタイプのパジャマまたはロングTシャツと、ローライズタイプの下着。家では病院にも持って行っていたTシャツタイプの部屋着を着ていたのだけど、パンツのゴムがちょうどおへその位置にあたってしまう。ゴムが太めのキツめで、折り返していてもすぐに戻ってしまい、傷と当たって痛い。下着は入院前に下腹部にも傷ができることを想定してすっぽり包める大きめのものを用意していたのだけど、おへその傷1つで済んだので、ローライズタイプの方が楽に思えた。
  • 一駅間だけの電車の往復だったけど、やっぱり疲れた。病院では積極的に動いたといっても一日の移動距離はせいぜい2−300メートルで階段の昇降はなく、ほとんど寝てるか座ってるかの生活だった。立って買い物している間に、おへそから下腹部にかけてじわーっと重くなるような鈍い痛みを感じた。
  • 歩き方も大股でスタスタとはいかず、小幅のチョコチョコ歩きになっているのは仕方ないとして、走っててぶつかりそうになる子供が異様に怖く感じたり、落としたものを拾うのに徒労を感じたり、今までの日常とは違う感覚があり、それも疲れた。
  • ショッピングセンターと本屋により、電車で最寄り駅に戻ってからスーパーで買い物し、1時間ちょっとのお出かけ。今日のところは、このくらいが限度だったと思う。家に帰って、カレーを作って、煮込みながら2時間ほどベッドで横になったらだいぶ楽になった。
  • こんな感じで何がどこまでできるのか確かめながら、少しずつ元の日常生活に戻していきたい。