恐れていたこと

  • 1週間ぶりで上司に会った。「たぁさん、元気?」「はい、元気です。Sさんはいかがですか?」「ないよ。元気、ちょうだい」冗談とは思えない。
  • 夕方からのミーティングで、パートナー企業の社員で、ウチのグループの業務をおこなうには大きな要となっている人が体調を崩し、ゴールデンウィークをはさんで数週間の休養をとることが報告された。どんなに案件が立て込んでもその工程の担当者は彼しかいないからどうしてもボトルネックとなってしまい、彼に無理せざるをえない状況がずっと続いていた。みんな彼のことを心配していたし、問題が提起されたことも2度や3度ではない。
  • 彼がいない間、新しい案件の受注は凍結させざるをえないし、細かい点は別のメンバーでフォローしなくてはいけない。そのための「対策会議」が引き続き直接業務に関係する人たちで開かれていた。人が欠けることによるビジネス・ロスの危険性は、部内ミーティングでもずっと指摘されていたのに。なんか対策が後手後手にまわってしまっている。「犠牲者」が出ないと具体的な動きがとれないのだろうか。私がつまづいた時点で気づいてくれなかったのだろうか。
  • くしくも、昨年度の下半期の業務成績に関するメールが総務から配信されていた。今回は目標を上回ったとのことで、好評価をもらった人が増えたみたい。でも、上司をはじめみんなの疲れきった顔を見ていると、素直に「良かったですね」と喜べない。