朝から涙

  • 点数をとるため、メダルをとるためではなく、自分がいいと思う演技をして結果がついてこれば最高、と話していた荒川さん。その考え方にも、この大舞台でミスなく、今まで積み上げてきたものを最高の形で現し、パーソナルベストを出せる底力にも、感服。金メダル、本当におめでとう!
  • 村主章枝選手の演技にも、やはり涙が流れた。演技が終わったあと、コーチの元に飛び込んで最初の言葉が「もう脚が動かない!」。身体も心も限界ギリギリだったのでしょう。彼女が表現したかった「希望の光」、心にしっかり伝わりました。ありがとう。
  • 荒川さんは長野では13位。ソルトレイクには出られなかった。村主さんはケガに悩み苦しんだ。安藤美姫さんも、今回は苦い思いをしてるかもしれないけど、この経験を活かせればきっと世界の表彰台の真ん中を狙えると思う。お疲れさま。
  • 今回、印象に残ったのは、転倒しても笑顔を絶やさず立ち直りを見せた選手が多かったこと。ミスしたことへの照れではなく、「こんなこと、どうってことないわ」って感じで堂々と再び滑り始める。「転んだからって、その選手がヘタなスケーターとは限らないわ」というある選手の言葉が紹介されていた。「病気になったからってダメな人間とは限らないわ」と置き換えてみた。サーシャ・コーエンは、冒頭に2度のジャンプの失敗にも関わらず、銀メダル。大事なのは、立ち直ろうとする強い気持ち。