いつかきっと恩返し

  • 今回のつまづきの原因、実はお金のこと。彼との同居&引越しを決めた当初は私も普通に仕事してるつもりだったし、彼の方も会社の方からもプールしてあるお金がボーナスとして入ってくる予定だった。それが、私は休職し、彼の方も緊急事態で会社のキャッシュフローを優先させる必要が生じてアテがまったくはずれ、生活の見通しがまったく立たなくなってしまった。
  • 彼の会社は設立してまだ1年。経営を軌道にのせるのに今が頑張りどころ。社員さんはほとんどが前職のつながりから希望してついてきた人たち。社長さんと取締役である彼は、文字通り夜も休日もなく働いているけれど、社員さんへの給与の支払いと会社のキャッシュフローを優先させ、自分たちの取り分は後回しにしている。必死で頑張っている姿を知っているので、彼にはなかなか相談しにくくて、問題を1人で抱え、先延ばしにしていたのが、耐え切れなくなってしまった。
  • 両親に相談したら、救いの手を差し伸べてくれた。
    • 「まずは二人でしっかり生活設計して、生活を軌道に乗せられ。そのうち力がついてから、少しずつでも返してくれればそれでいいから。くれぐれもお金のために早く復帰せんならんいうて焦られんな。しっかり治ってしまえば、またいくらでも働けるがやから。」
    • 「今しばらくは苦労するかもしれんけど、それさえ何とかなれば、彼はあんたと一緒にやっていくには申し分ない人だと思うよ。たまたま大変なときが重なっただけだから。みんなで一緒に乗り切らんまいか。」
    • さだまさしの『秋桜』にあるやろ?『明日嫁ぐ私に 苦労はしても 笑い話に 時は帰るよ 心配いらないと笑った♪』あのフレーズ、大好き。そのうちこんなこともあったね、って笑いながら思い出せるようになるちゃ。」

電話から聞こえる母の言葉に、泣きながら出てくる言葉は、ただ「ありがとう」だけ。

  • 私、彼と絶対に幸せになります。私が「楽しい」って笑っていられることが何よりの恩返しだと思うから。お金も気持ちも、きっと返すからね。