「 残念な人」への対応

  • 1月から年度が変わり、後輩クンの「教育係」を仰せつかった。
  • この後輩クン、やる気はそこそこあるし、頭も悪くない。と思う。でも周囲の評価は残念ながらあまり高くない。海外の担当者を怒らせてしまったり、外注さんにいろいろ要求しすぎて値上げを要請されたり、問題がチラホラ発生している模様。
  • 私が傍目から見ていた限りでは、コミュニケーションのとりかたに問題があると思う。海外や外注さんとの件も、背景や状況の説明や相手への労いや感謝がないまま、自分の要求ばかりを伝え過ぎたためではないかと。
  • その一方で、メールの書き方はやたら丁寧だったりする。社内宛てでも「恐れ入りますがよろしくお願い申し上げます」とか。「過剰丁寧」な表現が普遍化してて、何とかの一つ覚えみたいになってて、本当に必要な時に誠意が伝わらなくなってしまってる。
  • 昨日、彼のレポートのチェックをお願いされて、いくつかグラフやスライドを追加することをアドバイスしたら、「今までこのやり内容でやってきてクレームがなかったから、これでいいんです」と変なところで自信満々な様子。いやいやいや、それ、グラフもコメントも絶対にわかりづらくて伝わりにくいから。クレームなし=満足ではないから。
  • 本人は一所懸命やってはいるんだけど、残念ながら労力や時間のかけかた、抑えるべきツボ、強調すべきポイント、どれもやたらずれてるんだよなー。状況判断や優先順位のつけ方、バランスのとりかたが下手なんだと思う。
  • 同じ部署の他の面々は「私はもう何言ってもダメだと思って諦めました。たぁさんはきちんと相手にしてて偉いなー。頑張ってください!」という感じ。
  • ホントにイヤな相手なら私も「もう大人なんだし、自分の責任だし」と思って放っておくんだけど、本人もこのままではいけないという自覚があり、アドバイスが欲しい、という姿勢は見せているので、何とかしてあげたい気持ちもある。
  • さて、彼を変えるために、私はどう接していけばいいのか。何から始めればいいのか。