婚礼の儀

  • 2006年10月5日、木曜日。東京・築地本願寺にて、仏前結婚式を挙げさせていただいた。
  • 「この上はみ教えにしたがい 夫婦仲むつまじく 互いにいたわり助けあって 内にあってはうるわしい家庭をつくり 外にあっては世のため人のために尽くす よき社会人となるよう努力することを誓います」と「誓いの言葉」を二人合わせて唱和。 続いて司婚者の方の「ただいまの言葉をもって ご両人の結婚がめでたく成立いたしました」という言葉を耳にしたとき、いよいよ2人で供に人生を歩んでいくのだという実感がわいて、心がジーンとした。
  • それにしても、白無垢の衣装は重くて暑かった。着付けの美容師さん2人にぎゅーぎゅーに締め上げられ、いつものように息ができず、声も出ない。いやがおうでもおしとやかにならざるをえない。 特に綿帽子をかぶると、首筋に風が通らず、式の間は汗のしずくがポタポタとしたたりおちるくらい。
  • 式そのものは30分くらい。今思い返すと、あっけないくらい。参列者は私の両親だけで披露宴もなしのごくごく小さな式だったけど、いろいろな意味で「重み」を身をもって重みを感じた貴重な体験だった。
  • 「今より後は いよいよみ仏の教えを仰ぎ 夫婦が力をあわせて 幸せな人生を築き 明るい報謝の生活を営まれますよう 切に望みます」という司婚者の方の言葉、これからは常に胸に抱いて過ごしていきたい。末永く、ずっと。