想定外の雪害

  • 今日はクラシックのコンサート。チャイコフスキーの三大バレエ音楽を生で聴けるのを半年前からチケットを取って楽しみにしてた。午前中は仕事の彼とは会場の席で待ち合わせることにして、チケットはそれぞれが持っていることに。
  • 14:00開演に早すぎず遅すぎず、ちょうど良い時間に着いたなあと思っているところに「ごめんなさい。仕事が終わらず、開演には間に合いません。悲しい(:_;)」と、彼からのメール。半分予想してたことだけど、やっぱり残念だなあ……と思いながら会場に足を踏み入れると、明らかに雰囲気がおかしい。
  • 係の人が他の人に説明しているのを聞いてみると…

「本日、雪のため、名古屋からの楽器の搬入が遅れております。今のところ開演は午後7時を予定しておりますが、はっきりとはお約束できません」
とのこと。東京はずっと青空だから、まさかこんなところで雪の影響を受けるとは全然思ってなかった。14:00のチケットを持っていれば夜の部にはそのまま入れるとのコトだったけど、コンサートの後で再度仕事に戻る予定の彼は確実にアウトだし、私も1人でずっと待つのは疲れが出ると思ったので、今回は諦めて、チケットは払い戻ししてもらうことに。

  • 結局、彼は仕事がトラブルで長引いて、もし予定通りにコンサートが開かれてても恐らく来られなかったでしょう。払い戻しで帰ってくるお金は、今日もらったパンフレットの中から次のコンサートかイベントを見つけて、それにまわすことにした。
  • だから私は「あーあ」くらいで気持ちの切り替えができたのだけど、隣のカウンターで手続きしていたオジさんは、「このために北海道から飛行機とリムジンに乗って来たんですよ。せめて片道の交通費くらいは弁償してもらえませんか?」と交渉していた。それは泣くに泣けないでしょう。交渉が受け入れられるかどうかはわからないけど、お気の毒としか言いようがない。
  • でも、本当にお気の毒なのは、オーケストラの団員の人たちでしょう。海外から演奏にやってきて、自分たちは会場にいるのに、楽器がこなくて演奏できないなんて。夜の部が予定通りに開催されたとしても、会場はガラガラなのでは…… 他人事ながら、心配だったりする。